会社携帯にテザリング機能は必要?メリットや注意点を解説!
2022.01.18

テザリングとは携帯のデータ量を利用して、パソコンやタブレットなどをインターネットに接続できるようにする機能のことです。
会社携帯にテザリング機能をつけることで、外でもネットが使えるようになり、仕事の効率化が図れます。
そんなテザリング機能を、会社携帯につけるかどうか迷っているのではないでしょうか?
この記事では、テザリング機能のメリットやデメリット、注意点などをご紹介しています。
1. テザリングとは
テザリングとは、スマートフォンを介してパソコンやタブレットをインターネット回線につなげる仕組みのことです。
スマートフォンをWi-Fiルーターとして使用でき、外出先でもパソコンやタブレットでネットを接続できます。
ルーターを通じて利用するWi-Fiと違い、テザリングはスマートフォンのデータ通信量を通じて接続します。
スマートフォンの利用可能データ通信量を超えるとスマートフォンもテザリングも低速になるため、テザリングを多用しすぎないように注意しましょう。
テザリングはドコモのスマートフォンだと標準搭載されていますが、 auとソフトバンクは利用する際にオプションの申し込みの必要があります。
法人向けの携帯であれば、テザリングを無料利用できることが多いです。
法人携帯にテザリング機能をつけることで、出張先でWeb会議をおこなえたりテレワークに役立ったりと、さまざまなメリットがあります。
1-1. テザリングは3種類ある
テザリング機能は、大きく以下の3種類に分類できます。
・Wi-Fiテザリング
・Bluetoothテザリング
・USBテザリング
Wi-Fiテザリングは最も一般的な接続方法で、スマートフォンがWi-Fiルーターのような働きをしてインターネット回線に接続する仕様です。
デバイスの複数接続が可能ですが、接続台数が多くなるほどバッテリー残量の減りが早くなったり、通信速度が遅くなったりします。
Bluetoothテザリングは、 Bluetoothでスマートフォンとデバイスをペアリングしてインターネット回線に接続する仕様です。
接続方法が簡単でバッテリーの減りが少ないメリットがありますが、通信速度はやや遅めとなっています。
USBテザリングは、USBケーブルでスマートフォンとデバイスを直接つないでインターネット回線に接続する仕様です。
ほかのテザリング方法より通信速度が速く、テザリングと同時に給電されているため比較的長時間使用できます。
ただ、接続できるのが1台のみでUSBケーブルの追加購入が必要です。
1-2. どのテザリング方法が良い?
3種類あるテザリング機能はどれもメリットとデメリットがあるため、一概に1つをおすすめできません。
全テザリング機能の特徴を把握して使い分けることが大切です。
たとえば、 Wi-Fiテザリングは比較的速い通信速度と複数接続が可能な方法のため、「急ぎの用事で数十分ほど外でパソコンを使いたい」「パソコンとタブレットを一緒に使いたい」といったときに便利です。
通信速度の遅さが気になるBluetoothテザリングは、軽く調べ物をしたいときに使うといいでしょう。
USBテザリングは通信速度の速さと長時間利用に長けていることから、外出先でがっつり仕事をするときに使うのがベストです。
このように、テザリング機能を使用する際は、1つに絞らずに臨機応変に使い分けることを意識しましょう。
2. 会社携帯にテザリング機能をつけるメリット
会社携帯にテザリング機能をつけるメリットは、主に以下の3つです。
・外出先でもパソコンをインターネット接続できる
・ポケットWi-Fiよりコストが低い
・導入に手間がかからない
では、順に見ていきましょう。
2-1. 外出先でもパソコンをインターネット接続できる
会社携帯にテザリング機能をつけることで、外出先でもパソコンやタブレットをインストール接続できるようになります。
自宅や会社にあるようなWi-Fiルーターは固定型で持ち歩けませんし、外で使いたいときもカフェや飲食店などを回ってアクセスポイントを探さなければなりません。
ポケットWi-Fiもありますが、通信できるエリアが限られていたり月額料金がかかったりします。
その点、テザリングはスマートフォンの通信が届く場所であればインターネット回線に接続できます。
また、月額料金も安く、お手軽に利用可能です。
出張や出張先でパソコンやタブレットを使う機会が多い人には、嬉しいメリットだと言えるでしょう。
2-2. ポケットWi-Fiよりコストが低い
外出先でインターネット回線に接続する方法は、テザリングのほかにポケットWi-Fiもあります。
ただ、ポケットWi-Fiは月額料金が高く、ランニングコストがかかりやすいです。
しかし、テザリングの使用料は基本無料。
高くても月額550円と低コストで利用できます。
2-3. 導入に手間がかからない
テザリング機能は、導入に手間がかからないメリットもあります。
多くのポケットWi-Fiは「申し込み→契約→配送→利用」の流れで、利用するまでに2日~3日待たなければなりません。
Wi-Fiをなるべく早く使いたい人にとっては、この待機時間がストレスになるでしょう。
その点、テザリング機能はオプションを申し込んで承認された瞬間から利用できます。
オプション申し込みはネットからの手続きが可能で、数分あれば完了します。
導入に手間がかからない分ほかの業務に時間を使えるため、それだけでも大きなメリットとなるでしょう。
3. 会社携帯にテザリング機能をつけるデメリット
会社携帯にテザリング機能をつけるデメリットは、主に以下の2つです。
・使用データ量が増える
・電池の減りが早くなる
テザリング機能を使ったときに後悔しないためにも、デメリットも理解しておきましょう。
3-1. 使用データ量が増える
テザリング機能は、スマートフォンのデータ通信量を使ってインターネット回線に接続します。
そのため、使った分だけスマートフォンの通信データ量は少なくなります。
むやみに使いすぎると、スマートフォンが通信制限にかかったり、パケット通信料が高額になったりすることもあるでしょう。
会社携帯の通信速度が遅くなると業務に支障をきたす可能性があるため、テザリング機能の使いすぎには十分注意しましょう。
3-2. 電池の減りが早くなる
テザリング機能はスマートフォンを使っているため、データ通信量だけでなく、バッテリー消費も早くなります。
スマートフォンのバッテリーが切れると、テザリング機能も当然使用できません。
テザリング機能を使う際は、スマートフォンのバッテリー残量にも気を配りましょう。
また、モバイルバッテリーを常に持ち歩いたり、USBテザリングを使用したりするのも有効です。
4. 会社携帯にテザリング機能をつける際の注意点
会社携帯にテザリング機能をつけるとき、利用するときに注意すべき点があります。
何も考えずに使っていると、テザリング機能の長所をいかしきれません。
会社携帯でテザリング機能を快適に利用するためにも、注意点も把握しておきましょう。
4-1. 回線速度はそこまで速くない
会社携帯にテザリング機能をつけたとしても、外出先で快適にインターネットを利用できるわけではありません。
回線速度がそこまで速くなく、4G回線のスマートフォンや光回線のような速度は期待できないためです。
テザリングの通信速度は、ポケットWi-Fiと同じか少し上程度。
Bluetoothテザリングだと、ネットをなかなか開けないこともあります。
ネットで調べ物をする、Excel・Wordを使う程度であれば基本的に問題ありませんが、重たい業務をする際は快適さにそこまで期待しない方がいいかもしれません。
4-2. 電波が届かないとテザリングできない
テザリング機能は、スマートフォンの電波が届かないと使えません。
地下鉄やスタジオ内など、電波が届きにくいような場所でテザリングしてもテザリングが切れやすく、快適に使えないことが多いです。
テザリング機能は、電波の良い場所で使用するようにしましょう。
5. 会社携帯のテザリング機能はどんな人向け?
出張先でWi-Fiが欲しくなるケースが多い人は、テザリング機能を会社携帯につけることを検討するといいでしょう。
テザリング機能は、Wi-Fiスポットを探す手間をかけずにインターネットを接続できます。
スマートフォンでできる業務こそありますが、データ編集や日報提出などをおこなう際はパソコンやタブレットを使った方が効率的です。
月額料金も安いため、「外でWi-Fiが欲しくなるけどあまりお金をかけたくない」という人にも向いています。
まとめ
今回は、テザリング機能のメリットやデメリット、注意点などをご紹介しました。
テザリングを法人携帯につけることで、外出先でもインターネットを使った業務をおこなえるようになります。
出張先で日報作成やデータ編集ができるようになれば、作業効率が向上します。
ただし、スマートフォンのデータ通信量とバッテリーを消費するため、シーンに合わせてテザリングを使うことが大切です。
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