3Gサービス終了の影響は?キャリアの対応と準備すること
2022.01.07

3Gサービスが終了するのをご存じでしょうか?
3G(スリージー)とは「第3世代」の通信規格を意味するもの。
3Gサービスが終了すれば、3G対応のガラケーなどの端末が使えなくなります。
3Gサービスが終了するまで、まだ時間があります。
この記事では、3Gサービスの終了時期・影響・事前に準備しておくことをご紹介しますので、現在ガラケーをご利用中の方は今後の参考にご覧ください。
1. 3Gサービスはいつ終了するのか?
3Gサービスが終了する時期は大手キャリアで異なり、予定は以下の通りになります。
そもそも「3G」とは第3世代の通信規格のこと。
※3Gの”G“は「Generation(世代)」を意味します。
3Gは、2001年にドコモが「FOMA」を提供したのを先駆けに本格的にサービスが開始され、主にフィーチャーフォン(ガラケー)で使われる通信規格です。
3Gサービス終了は、ユーザー宛に各大手キャリアのホームページの専用ページで注意が呼びかけられています。
1-1. 3Gサービスが終了する理由
3Gサービスが終了する大きな理由は、利用者の減少です。
実際、最近のインターネットサービスの利用にあたって3G回線は通信速度が遅いため、多くの人が「4G」および「5G」に対応した端末に乗り換えています。
大手キャリアとしては、利用者が減少している3Gサービスの維持コストが無駄になるのはもちろん、3G回線に割り当てている周波数帯を4Gや5Gに有効利用するために終了を決めたのです。
2. 3Gサービス終了にともなう影響
3Gサービスが終了すれば、ガラケーや3G回線のみに対応したスマホなどの端末が使えなくなります。
厳密にいえば、端末の写真などの機能は使えるものの、音声通話やメールなどのデータ通信が一切できなくなるのです。
そのため、3Gサービス終了で最も影響を受けるのが、ガラケーユーザーが多い高齢者の方。
しかし、実際にガラケーを利用する高齢者の3Gサービス終了に対する意識は低いようです。
MMD研究所が実施した意識調査(60~79歳の男女10,000人が対象)では、3Gサービスの終了を「知らない」と回答したガラケーユーザーは26.4%。
逆に「知っている」と回答したガラケーユーザーは73.6%ですが、そのなかで誤った認識を持っている人は34.1%。
※誤認識している項目の上位は「電話は使える」・「メールは使える」・「インターネットは使える」。
さらに、「知っている」と回答した73.6%の利用者の約3割は、自分が利用している大手キャリアの終了時期を知らないと回答しているのです。
3. 3Gサービス終了にともなう携帯キャリアの対応
3Gサービス終了にともない、大手キャリアはスマートフォンへの乗り換えを支援するキャンペーンなどを実施中です。
具体的には、以下の支援およびキャンペーンを展開しています。
このように、大手キャリアでは高齢者向けのスマホ教室を開催するとともに、お得にスマホが購入できるキャンペーンを展開しています。
4. 3Gサービス終了までに準備しておくこと
3Gサービスは、auが2022年3月末に終了し、2024年1月末にSoftbank、2026年3月末にdocomoと、順次終了する予定になっています。
そこで、大手キャリアで終了時期は違いますが、慌てないためにも事前の準備が大切です。
4-1. 利用中の端末が4G対応なのかの確認
まずは、お使いのガラケーの通信規格が4Gに対応しているか確認してみましょう。
それは、大手キャリアは現在、3Gと4Gの両方の通信規格に対応したガラケーを販売しているからです。
3Gサービスが終了すれば音声通話やデータ通信ができなくなりますが、すべてのガラケーが対象ではありません。
対象はあくまで3G回線のみに対応しているガラケー端末です。
4G対応のガラケーなら、3Gサービスが終了しても同じ端末で、継続して音声通話やデータ通信ができるのです。
利用している端末の通信規格は、各大手キャリアのホームページで確認できるほか、取扱説明書でも確認できます。
4-2. 4G・5G端末への乗り換え
3G回線のみに対応したガラケーをお使いの場合は、4G・5G対応端末への乗り換えがもっとも確実な方法です。
例えば、用途が通話とメールに限られる方は、4Gケータイへの乗り換えがベスト。
そして、通話やメールのほかに各種インターネットサービスを利用したい方は、スマホへの乗り換えがおすすめです。
3Gケータイからスマホへの乗り換えに関しては、大手キャリアのキャンペーンで機種代金がお得になるほか、使い勝手の面で以下のメリットがあります。
【ガラケーからスマホに乗り換えるメリット】
・気軽にインターネット検索ができる
・便利なアプリが使える
・LINEなどコミュニケーションツールが使える
・画面が大きくて見やすくなる
大手キャリアでスマホに乗り換えれば、設定サポートや使い方をしっかり教えてくれるので、安心して利用できます。
現在、国の政策で行政サービスの電子化などオンラインサービスの普及が進んでいますが、スマホに乗り換えれば、気軽にオンラインサービスが利用できるのです。
まとめ
3Gサービスは、
・auが2022年3月末
・Softbankが2024年1月末
・docomoが2026年3月末
の予定で、順次サービスが終了します。
3Gサービスが終了すれば、3G回線のみに対応したガラケーは音声通話やメールなどのデータ通信ができなくなります。
とくに影響を受けるのはガラケーを利用する高齢者の方ですが、まずは利用している4Gに対応しているか確認してみましょう。
4G回線に対応していれば、3Gサービスが終了しても継続して利用できます。
もちろん現在の端末をそのまま利用するのも選択肢の一つですが、スマホへの乗り換えもおすすめです。
スマホに乗り換えれば、インターネットサービスが気軽に利用できるほか、アプリやLINEも使えるようになりますので、より便利で快適な使い方ができます。
現在ガラケーをお使いの方はスマホへの乗り換えを考えてみてはいかがでしょうか。
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