携帯の隠れ負担…「通話し放題」対象外の番号に要注意!
2021.08.04

法人携帯を選ぶ理由のひとつに
通話し放題(かけ放題)などの通話料が課金されない定額プランの要望を多くいただきます。
しかし、「通話し放題」は「通話し放題」ではない場合があることをご存知でしょうか?
明細書を確認したところ、
“通話料が発生している”
“先月と比べ請求金額が違う” 等
定額プランのはずなのに通話料金がかかっています…なぜですか?とのご相談を多く頂いています。
実は通話し放題なのに、通話料金が発生してしまうケースがございます。
今回はその理由をお話いたします。
「通話し放題」対象外の番号
一番多い原因として挙げられるのが
「0570」や「0180」からはじまる電話番号への連絡です。
これはナビダイヤル(「0570」+6ケタ)およびテレドーム/テレゴング(「0180」+6ケタ)と呼ばれる電話番号であり、
NTTコミュニケーションズ社が提供する電話サービスです。
昨今、ナビダイヤルを利用する企業が増えております。
企業等の各種相談窓口、カスタマーサービスセンター等へ接続して情報を取得・相談できるサービスですが、
こちらの番号1分あたりなんと66円前後かかるケースがあります。
電話をしてほしくない? 企業が「ナビダイヤル」を採用する理由
通話し放題が主流の今、なぜカスタマーセンターはこの「ナビダイヤル」を採用するのでしょうか。
「0120」「0800」等の発信者の負担がない通話料無料サービスを採用する企業も多いですが、
あえて0570-を採用する企業としては理由はさまざまですが、
隠された理由として「電話を極力しないでいただきたい」という企業側のメッセージが読み取れます。
通話料が有料であれば、「とりあえず電話で確認しよう」という質問を減らすことができます。
よってユーザビリティの悪いサービスであると言えるでしょう。
その他に「番号案内104」や「留守番電話センター宛のコール」なども無料通話対象外ですので電話をする際にはよく確認してから利用ください。
その他の通話し放題対象外の番号
固定電話”03-◇◇◇◇-◆◆◆◆”等で始まる番号を”0ABJ番号”と呼びますが
各キャリア無料通話対象外を指定している番号がありますので注意が必要です。
無料通話対象外電話番号(2021/08/04現在)
ソフトバンク
https://cdn.softbank.jp/mobile/set/data/legal/spguide/pdf/sp_sumahodai_numberlist_kiyaku.pdf
KDDI(au)
https://www.au.com/content/dam/au-com/mobile/charge/common/pdf/mb_excludes_phonenumber_01.pdf
NTT docomo
https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/charge/exception_number.pdf
最後に
知らず知らずのうちに、高額の通話料を請求されてしまうという話も珍しくはありません。
無駄なコストを支払う前に、通話し放題の対象外番号かどうか知っておくことが重要です。
https://www.ee007.com/corprate_phone